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まりあちゃんの出産 [Luke]

第1章-7 まりあちゃんの出産 
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She gave birth to her firstborn, a son.
(彼女は初めての子を産んだ。)

Luke 2:7

( 前回のつづき )

give birth 誕生を与える
to ~ 誰か/何かに
で「産む/生む」となる give birth to ~
命を与える作業は大変。

出産をはじめ、
ビジネスの企画、学校のイベント、
作詞・作曲など、
クリエイティヴ (creative) な行動は
尋常でない労力や「脳力」を使わされる。

楽しい過程であるが、
不安やプレッシャーとの戦いでもある。
だから、 「誕生日ありがとう」と言うべき?
とふと思った。

ぼくは出てきただけで、苦しんで産んでくれたのは母。
でも、「わたしがあなたを産んであげたのよ。感謝しなさい」と
自分が主人公になろうとする母は見たことがない。
誕生日にはぼくが「おめでとう」と言われる。

母親は、女性は、偉大だ。

その中でもまりあちゃんは凄い。
12月25日に生まれた(とされている)
あの人がメインであることに間違いはないが、
その人を産んだ女の子から人間について2つ学んでみよう。

その一 人には奇跡が起こる

まりあちゃんは乙女(virgin)だった。「できる」わけない。
しかし、その「奇跡」は世界中の人々に信じられている。

辛く苦しいとき、奇跡は起こる。

当時の権力者は赤ちゃん皆殺し令を出していた (Matthew 2:16)。
14歳の母が出産・育児したのはそんなひどい環境下での奇跡だった。 

その二 人には尊いものが宿る

まりあちゃんは人間だった。子は神だった。

あの歴史的出産はもう起こらない。
しかし、精神的出産は今もあり得る。

人は尊いものを宿し世に出す使命を持つ。
「家族の幸せ」も「企業のCSR活動」も産みの苦しみを経て世に出し、
自分よりその「子」が主人公となることを喜び祝う。


「誕生日おめでとう」と言われる人がもちろん主役だ。

しかし、その人を宿し産んだ女の子が、実は、ぼくら人間の宿命を象徴している。

奇跡は起こる。

尊いものが生まれる。

あなたの中に。私の中に。

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