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マザーの愛 [John]

第3章-1 マザーの愛  
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"Why was this oil not sold
for three hundred days' wages
and given to the poor?"
He said this not because he cared
about the poor
but because he was a thief
and held the money bag
and used to steal the contributions.

So Jesus said, "Leave her alone.
Let her keep this
for the day of my burial.
You always have the poor with you,
but you do not always have me."
(「なぜ、この香油を三百デナリオンで売って、貧しい人々に施さなかったのか。」
彼/ユダがこう言ったのは、貧しい人々のことを心にかけていたからではない。
彼は盗人であって、金入れを預かっていながら、その中身をごまかしていたからである。
イエスは言われた。「この人のするままにさせておきなさい。
わたしの葬りの日のために、それを取っておいたのだから。
貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるが、わたしはいつも一緒にいるわけではない。)

John 12:5-6 & 8 (New American Bible)
ヨハネによる福音書 第12章5-6 & 8節 (新共同訳)

この記事は3部作の第3部のようなものです: 第1部 マザー 第2部 アグネスの日記

一時前に起こった「アグネス騒動」で、この深遠な物語が3D(立体)化した。

「ソマリアなんか行く余裕があるなら、旅費や私財を寄付しろ!」
とアグネスに罵声を浴びせたネット民たちがユダと重なる。

アグネスの行為は、傍から見ると馬鹿げているかもしれない。
なんてもったいない、そんな金あったら、と。

貧しい人々はいつの時代にもいる。絶えることは、おそらくないだろう。
でも、自分の周りにいる人は、父、母、兄弟姉妹、友、ペットなどはいつも一緒にいるわけではない。
最愛の人とでも、必ず別れがくる。

だから、命あるうちに、その人/ペットのために、自分にできることをしたい。
そう思うのは良いことだ。
親も、ペットも、死んでしまってから「ああ、もっと愛していれば・・」と後悔しても遅い。

稀にではあるが、自分の親やペットを超えて、他の人々をそういうふうに愛する人がいる。
マザーテレサがそう。

アグネスもそうなのかもしれない(ちなみにマザーテレサの本名はアグネス)。
少なくとも、ぼくには理解できない次元の/違うレベルの愛を、彼女は持っているのだろう。
そんな人を批判することは、天に向かって唾を吐くようなもの。自分が汚れるだけ。吐けば吐くほど
(cf. アグネスが嘘をついて大炎上!? 「日本ユニセフもユニセフも同じ」と発言)。

「この人のするままにさせておきなさい」と賢者の言葉を受け入れ、見守ることが最善の策。

でも、もし、あなたにそれ以上のことをする力があるなら、寄付なり、暖かい応援メッセージを送るなり、
心導かれるまますれば良い。

UNHCR(国際連合難民高等弁務官事務所)ははっきり言っている。
難民キャンプのニーズはあまりにも大きすぎて、人手も支援金も全然足りていないと。

Rayによる福音書 目次(随時更新)

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